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「…はい。おじさんの従兄弟の息子、諸星一騎です。ずっと海外で暮らしていましたが、地球…じゃない日本に戻りました。両親は二年前に亡くなりました」
「…大変でしたね。あなた、あなた、一騎さんがみえましたよ」
母さんは父さんを呼んだ。
嘘がバレちゃうな。
父さんの従兄弟に、海外在住で亡くなった人なんていない。
「やぁ、一騎よく来たな。待ってたんだよ」
「えっ?」
俺はパフィに視線を向ける。パフィ…何かした?
パフィはニカッて笑った。
やっぱり…。
「大きくなったな。見違えたよ」
父さん…
俺だよ、一騎だよ。
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