猫耳少女と逢いに行きました。

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父さんは突然俺を抱き締めた。父さんに抱き締められたのは、小学生以来だ。 胸に熱いものがこみ上げ、涙が滲む。 「両親を亡くし、さぞ心細いだろう。俺達を本当の家族だと思い、遊びに来なさい」 父さん… 「うわっ!超可愛い。新しいメイドさん?猫耳可愛いね。ニャン島の人かな?俺は諸星晃騎。メイド服持ってるよ、着てみる?」 晃騎のやつ、二年前とちっとも変わらない。俺より低かった身長が俺を越しただけで、精神年齢は全然成長してない。 「晃騎、この方は父さんの従兄弟の息子さんとその婚約者さんよ」 「父さんの従兄弟の息子さん?俺一人っ子なんだ。兄ちゃんて呼んでいい?」 兄ちゃんか… 懐かしいな。
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