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刃平の頭に巨大な疑問がいくつか浮かんできた。
「ね、姉さん?もしや…」
「今は、普段から研究室で他国民族の動向を調査をしているので、やるべきミッションは、
研究室自ら決めるか、
総理大臣秘書官の下命か、
他の機関や個人から依頼されるか、
どれかね。
魂仙手が実用レベルで使えるのはアタシ一人だけどね。」
「あの…。」
ようやく瀬織は刃平の話しを聞く気になったらしく、
「質問?」
と応えた。
「約150年前から今までで二代目、しかも二代目の姉さんは20歳過ぎくらい。一代目は130歳以上てことに?」
瀬織はニンマリ笑った。
「そこは、ひみつ。」
漠然としていて刃平はわかったようなわからないような気分だった。
それを察した瀬織は
「まあ、そのうちわかるから。」
とフォローした。
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