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校門(アストロside)
今日僕は高校生になった。中学の友達とは別れちゃったけど一つ上のトコに行って良かったと思う。全寮制らしいから家に帰らなくてもいいみたいだし・・・・
「よーし!!心機一転頑張るぞ!!」
桜吹雪舞う校門前でガッツポーズをしていると不意に後ろから声をかけられた
「やぁ。君もこの学園の新入生かい?」
振り向くと金色の髪をなびかせ片手で鞄を持つ少年が桜舞う道に立っていた
「あぁ。僕はアストロって言うんだ。よろしくね」
相手に不快感を与えないように可能な限り笑顔で接しながら一礼をする
「僕はアルト。この世で一番美しい人間さ」
髪をかきあげ笑い掛けてくる。あ、この人絡むと面倒くさいかも・・・・
「で、こっちが僕の双子の妹の・・・・アレ?」
アルトが指差した方向には誰もいなかった。脳内妹かな?
「うーん・・・・。人見知りが激しいから先に行ったんじゃないかな?」
脳内妹じゃないみたい。まぁ同じ学園にいるんだしその内会うこともあるかな?
「ま、ちょっと早いけど教室に行こうよ」
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