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体育館(鹿side)
入学式はまだみたいだな。少し早く来すぎたか・・。一度教室に戻ろう
「うぉぉぉぉぉ!!ミーカーエールー!!うぉぉぉぉぉ!!」
・・・・俺は基本的に驚く事は無いんだかアレはダメだろ
「もぉ。お兄ちゃんってば・・・・恥ずかしいからやめて欲しいなぁ・・・・・」
お兄ちゃん・・・・ダメな兄を持つと苦労するな。さて俺は面倒事は嫌いだからさっさと逃げるかな
「あれ?あの・・どうしたんですか?こんな所で」
最悪だ。絡まれてしまった。仕方ない・・・・
「それはお互いさ・・・・ま?」
声はするけど姿は見えず・・・・。幽霊の類いか?
「どこ見てるんですか?」
・・・・・下?
うわ・・高校に小学生がいる
「今失礼な事思いませんでした?」
「小学生は小学校に行けよと思った」
どストレートに言ってみた。別に仲良くなると決まった訳じゃないし冷たく言っても大丈夫だろ
「ち、ちっちゃくないよ!!」
必死に背伸びをするも全然俺の高さに足りない。コイツが2人いても肩車で同じ位になるのが限界だろう
「じゃあお前身長は?」
「ひゃ、121㎝です!!」
俺と50㎝も差があるならやっぱりちっちゃいだろ
「ちなみに俺175㎝」
「裏切り者ー!!」
待て。俺がいつお前を裏切った?
「ミーカーエールー!!」
声の主が近付いてくるこれ以上この場にいると面倒だな・・・・
「わわっ!?お兄ちゃんが来た!!ひとまず逃げなきゃ・・あ、ご紹介が遅れました。私天使ミカエルと言います。それではまた後で会いましょう」
天使(あまつか)・・・・痛い苗字だな。俺だったら自殺してるわ
「中級炎魔法<メガフレア>!!」
ドガァァァン!!
ガラガラガラ・・・
「それでは失礼します!!」
炎が手から出て、体育館の天井を壊した挙げ句背中から翼を生やして飛んでいった・・・・。疲れてんのかな・・・俺・・・・・
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