入学式

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地下実験室(シルクside) 地下実験室・・・・人体実験でもするのだろうか? 「真斗・・・」 「ッ!?」 この女いつの間に俺の背後に?いや・・・・今はそれどころじゃないな・・・・ 「動くな・・。少しでも動いたらお前の首が飛ぶ・・・・」 いつもの癖で瞬時に背後に回って首もとにナイフを当ててしまった・・・・。というか俺に普通の学校生活を送らせるのは無理な話だろ・・・・ 「真斗はどこにいる・・・・」 気が付くと俺の前から女は消えていて、更に俺の背後に回ってやがる・・・・ 「知るかよ・・。そんな奴」 暫くの沈黙の後、女は俺の前に戻って来た 「じゃあ初めまして・・。私は神代 早苗・・・。真斗という名の婚約者を探してる・・・・」 婚約者・・・・ねぇ。盗賊の俺より素早い嫁さんはある意味怖いな・・・・ 「俺はシルク。さっきは悪かったな。いきなりナイフ突きつけて」 癖とは言え非はこっちにあるからな・・・・ 「別に良い・・。私もスタンガン突きつけてたから・・・・」 ・・・・・それは気がつかなかったな・・・。盗賊としての尊厳が著しく低下してる・・・・ 「で、真斗ってのはどんな奴だ?どんな奴かわかったら俺も探すの手伝うぞ」 盗賊としての尊厳を取り戻す為に素早い行動を心掛けたいしな 「赤い髪・・・、ツンツン・・・、つり目・・・、褐色肌。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん? 「あぁ・・見つけたらお前が探してたって伝えとく」 「ありがとう・・・・。私はこっちを探してみる・・・・・」 ガチャ 「・・・・・行ったか?」 赤い髪でツンツンヘアー、つり目の褐色肌男が地下実験室の扉から顔を出す 「あぁ行ったよ。俺の勘じゃお前は絶対にあの娘に捕まる」 地下実験室から顔を出した男はさっきの女が言っていたのはコイツだったのか
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