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「それじゃあ、私は外に居るから。」
「……うん。」
一言返すと、柏原は教室を出て行った。
「……あの…悠木君…」
「……僕は、どうすればいいんだい?ここで土下座?自主退学?それとも自殺するのかい?」
「いいえ、どれも違います。ただ……」
なぜだか、彼女の口から答えを聞くのが怖い……覚悟を決めたのに…
「……うん…」
「すぅ…………はぁ……」
深く息を吸うと、彼女は僕に目を強く見つめた。
「悠木君……あ、あのっ……!」
「………」
そう、僕はこの日死を覚悟した。
「私を飼ってください!!」
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