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「あぁ、ここにいたか」
突然、後ろから声を掛けられた
紅
「おう、アキナ。どうした?」
そこに立っていたのは、リーナの元クラスメイトのアキナ・キサラギだった
アキナは俺に付いてきたんだ
付いてきたっつーか誘った
元々、クレアの部隊に誘われていたが、コイツは部隊に入らずにラルートにいた
そこを俺がスカウトしたってわけだ
今では人間兵部隊隊長に就いている
アキナ
「兵隊の訓練課程が終わった。魔銃の訓練もな。十分に戦力になるだろう」
早いな…あと三ヶ月は掛かると思ってたんだが…
いい事思い付いた
紅
「ご苦労。あぁそうだ、兵の中から何人かの試験志願者を募ってもらえないか?新しい武器ができそうなんだ」
そう言いながら、俺は灯の頭を撫でる
灯
「異世界人が持ってきた技術なんだー。葵ちゃん、見せてあげて」
葵
「いいでしょう。黒鎧」
葵が手を前に出すと、そこから黒い立方体が現れる
俺との戦いで壊れていたが、人体からエネルギーを吸収して自己修復するらしい
おかけで食堂の儲けがエライ事に
葵
「ま、形はなんでもいいでしょう」
そう呟くと、黒鎧は薙刀へと変形した
アキナ
「ほう…これはいいな。変形するなら武器にも防具にもなる。強度は?」
紅
「俺の攻撃にも耐えるぞ」
アキナ
「採用だな。私も受ける。後は何人必要だ?」
さすが隊長
度胸パネェ
灯
「アキナちゃん含めて20人。今はまだ100%の完成ではないから試験だよ」
アキナ
「了解した。明日にはここに揃える」
アキナはそう言って研究所を出て行った
トントン拍子に話が進んで助かるな
灯
「あ、そだおにーちゃん。そろそろ魔武器庫の魔力が溢れそうだよ。使うなら早めに手をつけたほうがいいかも」
話が進んだと思ったら新しい話が出てきたよ
アタシ忙しい
紅
「はいよ。葵、ちと来い」
葵
「お?後継ぎですか?」
紅
「妹ルートは二次元までだ」
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