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部屋を出て少し歩いた所にある部屋にグレイはいる
リーナも俺に付いて来ていた
紅
「部屋の前で待っててくれ。男同士の方が話しやすい時もあるんだ」
リーナ
「…ん…わかった…」
聞き分けのいい嫁でよかった
ではさっそく…
紅
「ノックしてもしもーし」
俺はそう言ってノックせずに扉を開ける
おや?
部屋が暗いぞ?
グレイ
「ふっ…ふっ…ふっ…ふっ…!!」
うわなんじゃコイツめっちゃ筋トレしとるがな
紅
「息荒くしてる健全な男子生徒が部屋暗くしてナニしてんだ」
グレイ
「あぁ…紅さん…ふぅ…なんだよ…」
賢者モード…違うか
とりあえず俺は部屋の灯りをつける
そこには上半身裸で汗を流しているグレイがいた
紅
「よォ。考え纏まったか?」
グレイ
「んなわけねぇだろ…纏めるつもりだけどよ…」
紅
「とりあえず身体拭いて服着ろバカ。風邪引くぞ」
いつまでも野郎の半裸なんぞ見たくねぇんだよ
さっきの百合とは打って変わってむさいんだよ
グレイ
「…正直、悩んでるんだよ。紅さんの考えや政策がわからない程…俺はバカじゃない…でもな…世界が変わるような選択なんだよ…そんなデカイ選択…今までした事ねぇんだ…だからこそ…どうすりゃいいか…わからねぇ…」
紅
「……」
グレイ
「だからこそ…時間をくれ…頼む」
紅
「そうか…なら悩め。いい答えを期待してるぞ」
コイツにゃ下手なことは言わない方がいいだろ
なんだかんだで答えを出すタイプと見た
だがな?
服を着ろ
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