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魔王城食堂…アリアナ視点… どうも、アリアナです さて、特に前置きも必要無い場所ですよね マスターが魔王様になられてから、ここの食堂は皆が楽しみ、笑顔の絶えない憩いの場でした 料理は美味しく、マスターも部下達の他愛ない話を聞く場であり、不平不満を直接部下達の声でマスターに届ける場… それなのに… 魔物達 人間達 「「「「…………………………」」」」 今は何故か空気が重く、かと言って逃げ出せない雰囲気になっています 私は先ほど、シエルと共にマスターへ人間界の報告に来ただけなんですが… シエルは食堂に入った途端、青い顔をして、空いていた席に付きました 私も隣でいますが… あぁ…胃が…激痛… 原因はマスターです 食堂に現れて、入荷した食材を確認したらこうなったそうな… そして鬼の形相で厨房へと入られたそうです… ホノカ 「…う…ウチ…魔王様の所に行ってくる…」 そんな時、勇気ある食堂専門の魔物達のリーダー、ホノカさんが立ち上がりました ドラゴン 「む…無茶ですよリーダー…魔王様がおられる一角…あんなの…我々じゃ…」 デュラハン 「そうですよ…リーダーでも…」 そのホノカさんを止めようとホノカさんの部下達が止めに入りました 待って ドラゴンとデュラハンが食堂専門? ここのコックはどうなってんですか… ホノカ 「それでも…誰かが行かなきゃ…ここは食堂…みんな笑顔じゃにゃいと…」 そう言うホノカさんの顔は、青く、女の子が流しちゃいけない量の汗をかいていました ホノカ 「ウチ…帰ってきたら…ここを笑顔に戻すんにゃ…その為には…負けられにゃい…!!」 ホノカさんはそう言い、マスターの方へと歩いて行きました ご武運を…
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