強化

16/21
前へ
/513ページ
次へ
私達一人一人の前には、綺麗に切り分けられ、調理されたマスターの世界の料理が一皿に綺麗に盛られて出されました 紅 「刺身の方は醤油でもポン酢でも好きな物を使え、焼いてる方は塩がオススメだが、それも好み次第だ。貴様ら、おあがりよ」 部下達 アリアナ シエル 「「「「いただきます!!!」」」」 ふわぁ…綺麗… 刺身は一切の乱れなく切られ、肉本来の脂でキラキラと輝いています… アリアナ 「では…醤油で…はむ…!?」 これ…口に入れただけで脂の甘みが口一杯に広がります…!! 臭みは一切無く、醤油を付けているのにも関わらず、とても甘い…!! 噛むと肉の弾力で跳ね返されるのに、徐々に口の中で溶けていく… アリアナ 「…ほわぉ…」 おいしい… おっと…食べ切ってしまうのは早いですね…無くなる前に焼いている方も… アリアナ 「マスターのオススメ通り、塩で…」 私は少しだけ塩をふりかけ、ナイフで切ります アリアナ 「…!肉汁が…溢れる…!!」 そうか…表面を先に焼き、中を低い温度でゆっくり焼き上げたんだ… アリアナ 「こんなの…美味しくないわけない…!!はむっ!」 …!? 口の中で更に肉汁が溢れる…!! 塩をかけるというシンプルな味付け…しかし、そのシンプルさ故にこの肉の爆発的な旨味を際立てているんだ…!! これは…欲しくなる…!! 紅 「白米なら、準備は済んでるぜ?」 もう…このお方の奴隷でもいい…
/513ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2789人が本棚に入れています
本棚に追加