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私達一人一人の前には、綺麗に切り分けられ、調理されたマスターの世界の料理が一皿に綺麗に盛られて出されました
紅
「刺身の方は醤油でもポン酢でも好きな物を使え、焼いてる方は塩がオススメだが、それも好み次第だ。貴様ら、おあがりよ」
部下達 アリアナ シエル
「「「「いただきます!!!」」」」
ふわぁ…綺麗…
刺身は一切の乱れなく切られ、肉本来の脂でキラキラと輝いています…
アリアナ
「では…醤油で…はむ…!?」
これ…口に入れただけで脂の甘みが口一杯に広がります…!!
臭みは一切無く、醤油を付けているのにも関わらず、とても甘い…!!
噛むと肉の弾力で跳ね返されるのに、徐々に口の中で溶けていく…
アリアナ
「…ほわぉ…」
おいしい…
おっと…食べ切ってしまうのは早いですね…無くなる前に焼いている方も…
アリアナ
「マスターのオススメ通り、塩で…」
私は少しだけ塩をふりかけ、ナイフで切ります
アリアナ
「…!肉汁が…溢れる…!!」
そうか…表面を先に焼き、中を低い温度でゆっくり焼き上げたんだ…
アリアナ
「こんなの…美味しくないわけない…!!はむっ!」
…!?
口の中で更に肉汁が溢れる…!!
塩をかけるというシンプルな味付け…しかし、そのシンプルさ故にこの肉の爆発的な旨味を際立てているんだ…!!
これは…欲しくなる…!!
紅
「白米なら、準備は済んでるぜ?」
もう…このお方の奴隷でもいい…
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