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魔王城…城門前…
俺がそこに辿り着くと、魔武器たちが俺の薙刀を持って待っていた
その後ろに、プルートーと葵、そしてリーナとアキナとその部下が立っている
紅
「リーナにアキナ?どうしてここに…」
アキナ
「愚問だな。王の為に戦うのは兵士の役目だ」
リーナ
「…旦那が浮気しないように…」
しねぇよ
紅
「アキナはわかった。しかしリーナ…相手は鉄槌だぞ?戦闘に巻き込まれでもしたら…」
リーナ
「…じゃぁ…紅の中のルルさんの為に…」
………!?
何故…知ってるんだ…
プルートー
「差し出がましいとは思いましたが…私が報告いたしました」
紅
「お前…!!」
リーナ
「…だいじょうぶ…」
俺がプルートーを睨みつけていると、リーナが俺に飛び付いた
紅
「リーナ…」
リーナ
「…私は…紅が間違ってると思ってない…私も…そうしてほしいと思うから…」
…そう…か…
紅
「…教えなくて悪かったな…それと…結果的にではあるが…プルートーもありがとう…」
プルートー
「いえ…」
ルル…俺は…
?
『何をしょげておるんじゃ』
紅
「……!?」
リーナ
「…ルルさん…!?…どこに…」
ルルの声…!?
一体何処から…!!
ルル
「ぃよっと」
紅
「どぅわ!?」
俺が声の発生源を探していると、俺の右腕が膨らみ、破裂した
辺りに血の海が広がり、その血が集まって球体ができる
そしてその中から、素っ裸のルルが現れた
ルル
「ふぅー…漸く出てこられたわ…紅ァァァアアアア!!!」
紅
「ぎゃぁぁぁああああ!?!?腕ぇぇぇぇぇええええ!!!服を着ろぉぉぉおおおお!!!」
ルル
「やっと抱きつけるのじゃぁぁぁぁああああああ!!!!」
紅
「くぁwせdrftgyふじこlp!?」
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