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数分後…
ルルに服を着させ、皆から少し離れた場所で情報の整理を始めた
ルルが言いにくい事があるかもしれんからな
紅
「えー…んで?復活してくれた事自体はすげー嬉しいんだが…お前死んだよな?」
ルル
「うむ、ポックリ逝ってしもうたわ。肉体的には死んだが、魂は失われておらんかったのでな。紅の近くにずっとおったのじゃ。そしたら紅がワシを吸収した。その吸収したワシの身体を紅の中で再構築したんじゃ。紅の膨大な魔力を拝借してな」
俺の魔力を?
紅
「そこまでは理解した。しかし蘇るなんてできるもんなのか?」
魔法にそんなものはなかったはずだが…
ルル
「普通なら出来ん。というか…そもそも蘇ったわけではない。紅の補佐がおるじゃろ?身体の構造は彼奴と同じじゃ。今のワシの身体は紅の血からできておる」
なるほど…ちょっとした使い魔みたいなもんか…
ルル
「安心せい、子宮もある。子供も産める。そして身体の構造も変化できるようになった。どんなプレイも可能じゃ」
なんだそのエロ同人みたいな設定
しかし…ありがたいな
いや、エロ的な意味では無く戦力的に
ルルもかなり強いワケだし
ルル
「そして…こんな事もできるぞ」
そう言ったルルは溶けて血になり、俺の中に入った
すると、俺の背中から血の腕が生えてきた
おぉ…魔眼の腕みてぇ
ルル
『文字通り、紅の手足として戦うことができるぞ。どうじゃ?感覚は』
紅
「ふむ」
俺は背中の腕を動かす
それはまるで自分の手足のように違和感無く動かすことができた
紅
「魔力の消費は?」
ルル
『必要無い。これはワシ自身じゃからのぉ。ワシが死なん限りは大丈夫じゃ』
なるほどな
これならフレキシブルを使いながら薙刀で戦えるワケか
紅
「よし、これからもよろしく頼むぜ」
ルル
『任せておけ。それと…紅よ、お前は大丈夫か?』
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