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「生、1つ!
で……どうしたの?」
「あーーよかったーー
川崎さんが来てくれてよかったーー」
お水をもらったら
またグビグビ飲んだ……
よく入るなぁ…と感心していると
「あの……俺……」
「ん?」
同様に
ビールを水のようにグビビビビビ…
……って慎ちゃんも飲む
慎ちゃんに関しては心配はいらない
「あの… 俺………田村さんに憧れてました」
はい?
なんだって?
しかも……なんで慎ちゃんに?
「ふぅ~~ん」
新しいジョッキに口をつける
「初めは、筆談で……
なんだこの人は?!って思ったんですよ……
でも、すごく普通の人で……
障害を持った人の
独特の雰囲気もなくて
明るいし、親切だし………
俺の方が
頭悪すぎて
脳に障害があるんじゃないか……って
心配しちゃうくらいで……
国本さんの時に……
すごい冷静で
……マジで尊敬しました
それから、尊敬が憧れに変わり……
ずっと田村さんを追いかけてきました」
ちょっと………それって
……慎ちゃんが聞いていいの?
めちゃくちゃ居心地が悪いんだけど
私はどうしたらいいの?
慎ちゃが心配になって、顔を見ると
……………なんで?
なぜか
慎ちゃんがニコニコしてる
…………?
なんだこの二人ぃ?!
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