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次の日
学校が終わり
そのままオレの家に行く
「あ…」
優君だ……
庭でつまらなそうに遊んでいる
勿論
奥さんもいるんだよな……
会いたくないな
けど、優君を見るとつい……
「優君!」
「………?
…………誰?」
「……あ……」
2年会ってないのか……
オレの事
忘れちゃった?
小学生になったんだよな
「川崎です」
「しょーしょーお待ち下さーい」
テケテケ走って行き
「ママァ~川崎さんって人が来たよぉ」
何故か自分の家なのに
門の外で待たされる
奥さんが慌てて走ってきた
「慎吾ちゃんおかえりぃ~
やっだぁ~大きくなったわねぇ~」
いつもと変わらない
同じ笑顔……
同じ口調……
同じセリフ……
奥さんに出迎えられ
メイを連れて家に上がる
メイを紹介する
「あらあら……あなたがメイちゃん?
学校のお友達でしょぉ?
主人から聞いてますよぉ〜
よろしくねぇ〜〜」
メイが
「優君遊ぼーーー!」
って庭に連れ出してくれた
「今日さぁ~
小学校の行事で
駒沢公園に来たのよ~〜
だからね?
ついでだったから寄ったのよ
慎吾ちゃんに会えて
ほんとラッキィ~!」
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