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「私が…運転しても良い?」
渓人は助手席に乗るのが嫌い。
胡都の家で飲んだ時とか仕方のないときは諦めるけど、
出来れば自分が運転したい人なので
一応確認すると、
「あぁ…うん。悪いな。俺だけ飲ませてもらっちゃって…」
渓人も…覚悟を決めたらしい。
潰されないようにしてもらわないと…
膝の上に乗っていた斗真はすっかり私の事を座椅子扱い。
「みー…結婚するの?」
まっすぐな質問に、
「うん。」
まっすぐ目を見つめて返事をすると、
「みーんとこの赤ちゃんも…俺が兄ちゃんになってやるよ。」
自慢げな一言にみんなが笑った。
何だかホクホクして、幸せだなって思う。
今までが今までだっただけに、幸せすぎて怖いくらいだった。
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