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「 良かったね。おめでとう。 」 年齢は年上だけど、同じ年度に採用されたので、 立花先生は本当に良き同志みたいな感覚で、 立花先生も、医師と看護師って意識もなく フランクに話してくれるので、本当に居心地良い存在なんだよね。 いつか…開業するの?って前に聞いたら、 「 俺はここで最新医療を勉強し続けたい。 」って、言っていたっけ。 「 それがさ…もうこんなかわいい子、どこにもいないよね…ってくらい    かわいいの。マジで… 」 せっかく立花先生のかっこ良かった頃を思い出していたのに、 目の前では、でれっでれ鼻の下伸びまくりの顔に正直引いた。 隣にいた渓人は目じりを下げて立花先生を見つめていたけど、 これ…帰ったら絶対に… 『 俺も女の子欲しいな… 』 そんなこと呟くんだろうな…
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