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「 チワワだからね。」 師長は私の考えていたことを見透かしたかのように、 森崎教授の愛犬の犬種を告げる。 「 ぶぼほっ… 」 想像もつかなかった。 ってか、あの厳つい森崎教授が…チワワ? 涙目のワンちゃんをどんな顔して散歩させてるわけ? 想像が想像を呼びお腹を抱えて笑いをこらえる始末。 立花先生も同じような感じで笑いをかみ殺してる。 「 あ~あ…。そんなに笑っちゃって… ブルドッグの方がお似合いよ。なんて言っちゃダメじゃない…」 師長は面白がって、そんな事考えてもいないのに 追加するから余計おかしくて笑いが止まんない。 「森崎教授は、ナポリタン・マスティフに似ていますね…って言っていたなんて 言わないであげるわね。」  師長が何を言ったかわからなくて、立花先生がポケットに入れていたスマホで 『ナポリタン・マスティフ』を検索。
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