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「 美波ーおはよーぉ 」
「 萌衣おはよ……ってどしたのその顔 」
美波はまるで汚いものを見るような目で私を見た。
「 美波、なんぢゃその目は 」
思わず突っ込んだ。
「 萌衣の顔、今まで見たことが三回しかない顔だよ 」
「 その反応はどっちよー。まぁ良いことあったんだけど 」
やっぱりと言わんばかりの顔で再び私を見た。
「 良いことって何よー、久し振りに彼氏ゲット? 」
見事に当てられて少し顔を赤らめる。
「 う、あはは 」
何とか誤魔化すものの、やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしい。
「 萌衣は羨ましいよ♪ 」
美波と私は幼馴染みの関係。
誰よりもよく知り合っている。
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