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決勝のステージに向かう途中、白髪の神父青年が立って居た。
「久しぶりですね」
「…え?誰お前?」
「人違いでした、すみません」
そう言うと青年は恥ずかしそうな顔で転移して行った。
誰だ?
◇
『さて!皆が待ちに待った
決
勝
戦
!
出場者はこの四人!
三年生代表!キョウ=クサナギペア!』
途端に静寂が走り、え?と言う空気に包まれる。
そして一斉に歓喜の声が上がる。
俺に向けて放たれた言葉。
それは…
「「「可愛いぃぃぃぃ!」」」
「ぐはっ…!?」
俺は言われた事の無いセリフを言われて吐血した、アーサーは慌てて俺を抱き寄せ、大丈夫か!?と言いながら治癒魔法を唱える。
必要ないんだが…(ウロボロス的な意味で)
『た、対する相手は!
一年生代表!
マールマルマフ=フォイフォイペア!』
そして戦いが始まり。
「ふふふ」ギュー
アーサーが一瞬で斬り倒した。
ごめんな…フォイフォイ…。お前に出番は無かった。
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