大概勇者ってのはクズだ

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「よぉ、ロリコン、楽しかっただろ?」 「あっ!ブリタニア皇帝!」 「馬鹿野郎(笑)その呼び方やめろ、クサナギさんとでも呼べ」 「じゃあクサナギ、…もう俺無理だorz」 「はっはっは、理事長とは上手くいったか?」 「なんで俺があの幼女を後ろから抱きしめてたんだよ!他の教師が見て大変だったんだぞ!」 「良かったじゃないか、次は既成事実でも作るか?」 「ふざけんな!」 はっはっは(笑)こいつと勇者なら比べるまでもなくこいつだな、ロリコンだが。 すると明はキョロキョロと周りを見渡した。 「なぁ、神崎は?」 「んぁ?あの勇者か、奴なら後で来るぞ、因みに実力を確かめるから戦ってもらう」 「はぁ!?アイツは腐っても勇者スペック持ってんだぞ!俺なんて何も…「あるぞ」…え?」 「お前は世界最強にして無敵の男の二割の力を貰ったんだからな」 「まさかあの頭突きで?でも使い方なんて…」 「その為に魔法があるんだ、アーサー、ルシファー」 「了解だ恭介」 「マスター、半殺しか?」 さらりと怖い事言うな、明が青ざめてるだろ。 俺は指をパチン、と鳴らし、世界の時を止める。 「さぁて」 動ける対象を使い魔と明に指定する。 「これは…!?」 「時を止めた、それで結界を張ればずっと練習できる、その使い魔達が教えてくれるからな、また来る」 俺は絶対に壊れない結界を張った後、空間の中に消えて行き、使い魔三人はその場に残る。 「さて、明とやら、始めるぞ」 「先ずは剣技からだ」 「違うよアーちゃん!魔法だよ!」 「ちょ…死亡フラグが目に見えるんですけど…」
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