ヤンデレ、それは歪んだ愛

10/11
前へ
/343ページ
次へ
◇ 「やっと戻って来れたな」 あれから二日、メルカが捨てた家具なども戻ってきた、それにルシファーも戻ってきた。 「家に入ろうとしたらあの小娘の声がしたんだ…、怖いから黙って逃げて…、悪かった!ゴメン恭介ぇぇ!!」 ルシファーは俺の前に土下座して許しを乞う、別に怒ってない、と言うとルシファーは更に額を床に擦り付けて謝った。 もう一つ問題が… 「フン」 アーサーの機嫌がとてつもなく悪い、傷口は最高神に頼んで塞いでもらったんだが傷痕が残ったらしい。 そしてもう一つ 「早く私のエクスカリバーを前に出せ!」 そう、聖剣が折れたのでガルバに修理を出しているせいで戦う手段が無い、そう今のアーサーはツカサ状態に… 「もうニートとは言わせないからなっ!」 「あれ?指輪はどうした?」 「え?あれ!?もしかして無くした!?」 「ニートじゃねぇか」 「嫌ぁぁぁぁぁぁ!!」 まぁツカサは放置して。 「あの女はどうしたのだ?」 「ん?あぁメルカか、メルカなら確か花嫁修行に出るから元の学園に帰るとか言ってたな」 「次に会ったら斬り裂いてやる、この傷の恨み…」 その時は俺が全力をもって止めよう、ルシファーを盾にしてでも。 「恭介?恐ろしい事を考えて無いか?」 「いや、別に?」
/343ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4590人が本棚に入れています
本棚に追加