ヤンデレ、それは歪んだ愛

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◇ 「やぁ魔皇帝、生きてたんだね」 「勝手に殺すなよ国王」 国王は内心ホッとした様子だった。 「そういえば君に頼みがあって今日は呼んだんだ」 「またか…」 「今回は楽な仕事だよ、もうそろそろ夏休みなんだろう?」 「そういやそうだな…」 最近暑くなって来たし、そろそろ冷房とか必要になるな… 「それで頼みはこれだ」 国王は俺の手に一枚のチケットを握らせる。 「これは…、いいのか?」 「いいよ、どうせ行かないし行けないからね」 「ならありがたく、人数は大丈夫なのか?」 「国王の特権で何とかしておくさ」 「職権乱用じゃないのか?」 「お金を払ってでもかい?それにそのチケットのお金は君のギルドカードから取った物だからね」 「最低だな」 「そういう反応を楽しむのも悪くないと思ってね」
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