海、それは無限の自由(フリーダム)

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「海だな」 「荷物番はしてやる」 「…海は楽しくない」 「うわ~!海だ!」 「海…久し振りに見たかも」 「日焼け止め塗らないと…」 「仲間がいっぱいです!」 「ありがとう恭介さん、私も誘って頂いて」 「たまには息抜きもいいかもな」 「おい勇者!こっちで吐くな!あっち向け!」 「アキラ…ゴメン…オボロロロロ」アッー!?」 「す、すみません!タオル貰えますか!?」 あえて言おう、団体であると。 さて、あれから三日かな?俺たち家族+αは海が綺麗なリゾート地にやって来ました。 メンバーは見ての通り、使い魔三人と幼女、人外二人とガルバさん、何故か着いて来た勇者、ロリコン、その他諸々でお送りします。 「もうすぐ着くんじゃないか?」 「なぁ恭介?俺帰っていいか?」 「ダメだ、今年は泳げる様になって帰るぞ」 「嫌だッ!」 「ぷっ(笑)」 レイラがバカにした目でルシファーを見ると笑った。 「何だ小娘」 「アンタって泳げないの?恥ずかしいわね、まさかあの悪魔王のルシファーが泳げないなんて知った悪魔達はこんな情けない、家事しか出来ない、専業主婦になって喜んでる主が上に立ってるんだから」 「だ、だから何だ、別に泳げないのなら飛べばいいだけの話だ」 「まぁ私は泳げるけどね、アンタみたいに金槌じゃないから、ウフフフフ」 嘲笑を浮かべ、レイラは俺の隣に寄って来る。 「ねぇお兄ちゃん?私と一緒に泳ごうね」 「ん?あぁ別にいいぞ?」 「ありがとう!…残念ね、貴方って泳げないから」 「ぐぬぬ…!」 ぐぬぬ、っていう奴初めて見たな、あっ、そろそろ着くか 「全員降りる準備しろよ、あと忘れ物すんなよ」
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