海、それは無限の自由(フリーダム)

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とか思ってるのも束の間だった、俺は呆気にとられていた、いや、むしろ感動していると言った方がいいのか。 そう、俺の目の前にあったのは… 「フリーダム…だと?」 「俺も最初は思った(笑)」 アキラは全身を白のボディースーツに纏われ、背中には青の翼。 大きさはほぼISに似た感じ、というかフリーダム、なら俺はジャスティスになりたくなってきた。 「じゃあクサナギ、頼む」 「じゃあコイツを使うけどいいか?」 俺も空間からあるモノを引き抜く、それは… 「ね、ネオアームストロングEX砲…」 「いや、違うぜ」 「なに!?」 「コイツの名前は…【ネオアームストロングEXアームストロングDX砲】だ!」 「長い!無駄に長い!」 「とりあえず一発食らっとけ!」 刹那、蒼白い光線が視界全てをお覆い尽くす。 雲は全て消え、真っ青な晴天が見える。 「やったか(笑)?」 「当たり前だろ、てかフラグ立てるほど弱くねぇよ」 まぁ当然の様に無傷なアキラが居るわけで、片手で止めてたらしいな。 「魔力は貰った、行くぜ…ジークフリート」 残像が残る程のスピードで近づき、大剣では想像出来ない速度で剣を振る。 「へぇ、結構速いんだな」 「羽根の様に軽いな」 ガキっと音が鳴り、次の瞬間、俺は弾かれた。 「おっ…「余裕だな」いやいや」 そう言うとアキラに空高く蹴り上げられ、アキラは背中の翼に魔力を込め始める。 「さっきの魔導砲の…10倍だ」 蒼白い光線ではなく真っ白な光線が空高く浮遊する俺に迫る。 「よしっ!当たっ…「て無いんだなコレが(笑)」よっと!」 次の瞬間、光線は何事も無かったかの様に消え去り、俺は着地する。
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