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◇
召喚魔法陣を消そうとしていた教師を引き止め、ご退場してもらった。
さて
「ここに召喚魔法陣がある、自分体の一部、血でも髪の毛でも何でもいい、乗せて魔力を流せ」
簡単に説明すると勇者が意気込んで魔法陣の真ん中に立ち、血を一滴落とした。
そして魔力を流すと魔法陣が赤く光り出し、パンッ、と光の粒子を撒き散らしながら現れたのは…
「…初めまして勇者様、私は属性王のターク」
「僕は次元王のファイだよ」
まぁ予想通りと言うかなんと言うか…
属性王と次元王か、ランクにしちゃそこそこだが俺の使い魔sには到底及ばんな(笑)
何故なら召喚ではなく実際に会って使い魔にしたからな、ランクなんて付けられない位強い。
さて、勇者と勇者の使い魔は放置して明の方は…
「へっくしょん!」
大量の唾が魔法陣に降りかかり、その瞬間に魔力が漏れた。
すると青く光り輝き、弾けるとそこには…
「私は雷神のゼウスなのじゃ!よろしくの!」
ゼウスが持っていたのは身長とは全く合わない2mほどの大剣。
ディシディアのクラウ○のアルテマウェポンそっくりだな。
閑話休題
いやぁ、まさかくしゃみで召喚するなんて…
「…幼女?」
俺は一瞬、明の目が光ったのを見逃しはしなかった。
「うんうん、想像通りの男じゃ、私は嬉しいぞ!」
「え?あぁ…ども…(くしゃみで召喚かぁ…、この子に喋ったら凹みそうだな…)」
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