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なんやかんやで旅行は終わり、俺達は家に着いた。
「楽しかったね!」
「あぁ、また今度行こうか」
「そうだな、中々良かったぞ」
と、喋っていると家のポストから手紙が溢れていた。
「全部同じ宛先みたいだな、なになに…」
「ど、どうしたのマスター?なんか怖い顔してるよ?」
「いや、大丈夫だからな(笑)」
笑って誤魔化し、俺はルシファーに荷物を預けて部屋を出る。
「何処に行くんだ?」
「ギルドの用事らしいから行って来る」
◇
「クサナギ!」
「魔皇帝さん!」
「お前らもか…丁度話をしなきゃと思ってな」
「この手紙…」
勇者は手紙を俺に見せて来る。
「理事長の言ってた生徒会と風紀委員が手を組んだっていう【執行委員会】からの手紙らしいな」
俺は二人を見る。
「気をつけろよ、こんな胸騒ぎがするのは久しぶりだ、悪い事が起きると断言出来る、学園に行く時は特にな」
「クサナギはどうするんだ?」
「俺はちょっと探る、もしなんかあった時は…ほれ」
「これは?」
俺はアキラに白い箱、勇者に黒い箱を渡した
「もしもの時に使え、じゃな」
俺はそう言い残して転移した。
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