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◇
「やっぱ伝説級は強いのか…」
とか言いつつも軽く避けて反撃する俺イケメン、とか思ってたけどそうでも無い巻き込まれ主人公のアキラっす、ロリコンってのは否定しない、むしろ肯定する。
「グルァッ!」
「はっはっは(笑)当たらねぇよ(笑)」
アーサーさんの速さに比べたら止まって見えるな、クサナギは規格外過ぎ参考にならねぇし。
「良い加減従え!」
大剣の峰でフェンリルを叩き伏せ、すかさず頭を踏んで起き上がらせ無くする。
「勝てると思うなら反抗しろよ」
フェンリルは起き上がろうとするが倍の力で踏みつけているので微動だにもしない。
「契約しちまえよ、なっ?」
「クゥン…」
諦めたらしく、フェンリルはションボリとして動かなくなった。
「よしよし、良い子だ」
俺は足を退けて頭を撫で、首元を擽るとフェンリルは俺の顔を舐めまわして来た。
「はっはっは!やめろ、くすぐったいだろ」
「神狼を手懐けた…!?」
セリアは当然目を丸くして驚いている、アキラはフェンリルと魔力を交換し合い、契約した。
そしてフェンリルは光に包まれ、仔犬サイズになった。
契約して分かった事はフェンリルの経歴と能力だった。
「へぇ、神はお前の事を苦手にしてるんだな」
『らしいな、神を喰らう狼なわて言っている人もいるけど、実際には悪い神を喰っているだけ、片っ端から喰らっている訳では無いよ』
「そうなのか?「あ、あの~アキラ君?」どうした?」
「犬に語りかけてるけど…頭大丈夫?」
「えっ?」
『全く、私の言葉が分かるのはアキラだけよ?、…もしアキラが頼むなら…その…擬人化してあげても…いいんだよ?』
「いや、いいよ、こっちの方がフカフカして可愛いし」
『そ、そうか…(可愛いと言われるのは嬉しいけど…、仔犬だからイマイチ実感が湧かない…orz)
ぎゅーっと仔犬のフェンリルを抱きしめセリアはそーっと触ろうとするが。
『触るなっ!』
「キャァァ!?ご、ごめんなさい!」
「実は分かってるんじゃないのか?」
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