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「とりあえずクサナギを探しに行こうぜ、フェンリル、悪いけど…『その呼び名はやめて欲しいな、出来たら名前付けて』そうなのか?」
『その呼び名は神達が付けた仇名みたいな物だから、あんまり好きじゃない』
「なら…シロな、毛が真っ白だし」
『分かったよ、よろしくねアキラ』
「あぁ、こっちこそな、シロ」
「…いいなぁ」
◇
「どれくらい時間立ったんだろうな、三分長い」
俺は未だ張り付いたまま動けない状態だった。
てか誰も来るなよ、こんな姿誰にも見せたくねぇ。
特に勇者には…「あれ?魔皇帝さん何をしてらっしゃるんですか?」
最悪だ…、なんとか誤魔化さ無いと…。
「地中の中にいる微生物と対話してるんだ、これも魔力コントロールの一種だ、大地と共に生き、大地の力を借りる事によって人は生きる事が出来る」
それっぽく言ってみた、勇者は多分これで…
「そうなんですか!なら僕もやってみます!「ならここの大地は俺と対話するから、勇者はグラウンドの方でやってくれ」わかりました!」
よしっ、これでひとまず安心だな…
「何してるのアンタ」
「クサナギの新たな趣味か?」
「お前ら…!?」
◇
「いや、すまない、本当にすまない」
「いいから理由は?まさか本当にそういう趣味が…!」
「違う、変な能力持ちの男にしてやられたんだよ」
「クサナギをあんなに出来る能力持ちの人間が居るのか?」
「喧嘩売ってんのか?」
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