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「ていうか…コイツを俺から退けてくれ」
俺はしっしっ、と手を振る、今更だが俺は犬と猫が嫌いだ、ドラゴンとかは好きだが。
「えぇ?可愛いじゃねぇか、ほらほら」
『何だ?私が嫌いなのか?』
「うわっ!?吠えた!ちょ近付けるな!」
大きく距離を取りたいが未だ張り付いたまま、背中に重量がかかる。
「あ"あ"あ"あ"あ"!!!!」
『キャァァァッ!?』
シロは慌ててアキラの肩に戻り、フルフルと小刻みに震える。
「殺せぇぇえ!いっそ俺を殺せぇぇえ!」
「ちょクサナギ!?落ち着け!悪かったから落ち着いてくれ!」
それから二分ぐらい経過すると動ける様になり、俺は起き上がってすぐにアキラを殴ろうとするが肩にシロが居たので反射的に逃げる。
「くそっ、犬さえいなけりゃ…」
「犬嫌いなのか?」
「ここに来る前の世界で噛まれた経験あるから嫌いなんだ、だからさっき任せたんだよ」
「犬耳の女の子は?「好きに決まってんだろ、耳付きの女の子は基本的にオールOKだ」…そ、そうか」
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