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◇
「おーい…良い加減にしとけよ、一体何がしたいんだ?」
「まだだ…まだ…僕は…」
おっす、再び進行を任されたアキラだ、現在勇者の修行に付き合ってる。
なんか大地と対話したい、と言っているんだが意味がわからなくてな。
まぁ魔法があるから出来ない事も無いんだろうが…、嘘だと思うのは俺だけか?
大方クサナギの差し金だと思うんだが…。
『帰ろうよアキラ、私お腹減った』
「そうだな…、でも勇者放っておくと色々面倒な事を持ってくるからなぁ…」
「なぁアンタらってキョウ=クサナギの友達か?」
「ん?誰だアンタ」
後ろには青髪の男子と緑髪の男子が並んで立っていた。
『ッ!…アキラ、奴から離れた方がいい、それもかなり遠くだ』
「…何か知らねぇけどわかった、来い神崎!」
アキラは勇者の襟首を掴むと転移する。
「…へぇ、気付いたか。もしかしてあの犬のせいか?」
「多分ね、俺は知らないよ?でも…、そっちの方が面白くね?」
「ゲームじゃないんだぞ」
「いや、殺し合い(ゲーム)で合ってるよ」
「作戦開始だ、行くぜ」
同じように転移し、その場から消えた。
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