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◇
「一体何なんだアイツら!しつこ過ぎるだろ!」
現在学園の屋根を飛びながら逃げ回ってる、勇者はさっきから騒いでる。
「アキラ!僕をどうする気だ!」
「どうもしねぇよ!とりあえず逃げろってシロが言ってるんだ!」
『アキラ!右だ!「はっ!」
右から黒豹が現れ、凶悪な爪が迫る。
『このっ!』
神狼に戻ったシロが黒豹を蹴飛ばし、アキラはその場で止まり、勇者を降ろす。
「追いつかれたな…」
「痛た…一体何…っ!?」
アキラは少し参った様な笑みを浮かべ、目の前の黒豹と男子二人を見る。
「レオパルド、下がっとけ」
黒豹は青髪の男子に合図され、黙って青髪の男子の足元に伏せた。
「何で逃げるんだよ、アキラ=タカミヤ、ユウト=カンザキ」
「俺達の名前を…!?」
「排除対象になってるからな、それにキョウ=クサナギの友人と言う理由でも有名だ」
「なぁグレン、さっさと殺っちまおうぜ?レオパルドもウズウズしてるし」
「そうだな…、なら初めようか、…やれ」
刹那、レオパルドがアキラに向かって襲いかかる。
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