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◇
「お兄ちゃんは何食べるの?」
「そうだな…、レイラと同じ奴でいい」
おっす、何か色々大変な事が起こってそうな気がするけどまぁスルーする。
とりあえず飲食店に入ってオーダーを頼む所だ。
さて、レイラは何を選ぶのか…
「えと…」
色々悩んでいる様子だな、待ってる時間が暇だからアキラに電話してみるか。
〈何だよ!今話しかけんな!〉
「はぁ?何でだよ」
〈ちょ待っ…ブツっ…ツー…ツー〉
「…何か大分焦ってたな、襲われてんのかな?(ゼウス的な意味で)」
するとレイラが勢いよく呼び鈴を鳴らし、店員はギョッとして慌てて駆け寄って来る。
「は、はい!何でしょうか!?」
「…これ下さい」コソコソ
「え?カッ「一個でいいですから、…さっさと行けよ」
「は、はい!畏まりました!」
ダッと逃げる様に去って行き、俺はレイラに問う。
「何を頼んだんだ?」
「秘密~?」
「…?」
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