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翼が分離し、一つ一つが自由に動き回る。
「フルバーストだ、避けれたら凄いぜ?」
エネルギーが集束して行き、グレン一人にロックオンする。
「おいおい…シャレになってねぇ…」
グレンが喋っている途中に発射し、視界は真っ白に変わる。
「おい、生きてるか?」
「んだ…よ…死ぬ…トコ…だっ…た…ぞ…!」
ボロボロのグレンは肩を抑えながら立ち上がり、アキラはグレンの前に立つ。
神王剣を解除し、手に握っていたジークフリートが少し変わっている事に気がつく。
「少し大きくなったか?まぁいいか」
いや、間違いない、一mは大きくなってる。多分客船一隻程度なら真っ二つだな、とか思いつつグレンを問い詰める。
「今更だけどお前は何で俺らを襲った?あとお前の能力は?」
結局白い箱使ったらチートモードが更にチートになって勝てたからな、気になるっちゃ気になる。
「俺の力?…考えろバーカ、と言いたい所だが負けたからな、言ってやるよ」
グレンはふぅ、と鼻で息を吐き、ゆっくりと口を開こうとした瞬間。
ザクッ…
「なっ!?」
グレンの背中に闇魔法で出来た剣が刺さり、グレンは飛んで来た方向を見て驚愕する。
「なん…で…委員…長…がはっ!?」
何度も剣が刺さり、グレンは勢いよく口から血を吐き、そのまま前に倒れた。
「おい!しっかりしろ!誰だ!出て来い!」
周りを見渡すが誰も居ない、気配も感じない。
「おい!死ぬな!目ぇ開けろ!」
「…。」
「クソォォォォォ!!」
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