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「恭介が…!?それは本当か!?」
ルシファーはレイラの両肩を掴んで訊き、レイラは首を縦に振る。
「…許さない!」
「アーサー、頼めるか?」
「私も行くに決まって…「無理だ、今のお前は武器を持って無いだろう」
「そ、それはそうだが…!」
まだ聖剣は直らない、アーサーは自分の不甲斐なさに苛立ちを隠せなかった。
「相手は恭介が危惧する程の実力の持ち主だ、次はこの中の誰かが攫われるぞ」
ルシファーは続ける。
「ここの守りはアーサー、レイラに任せる」
「え?私は?」
「ツカサは魔法が使えないだろう、ルカはまだ大丈夫だと思うが。どうしてもと言うなら…「な、ならいいわよ!」
バカにされたと思ったツカサは涙目で怒り、それを見たルシファーは嘲笑を浮かべる。
「今すぐ恭介の所に行くぞ、サタン、行けるか?」
「本気で燃やしてもいいだよね?」
「殺す相手は間違えるなよ」
「うん」
「よし、なら行くぞ」
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