4590人が本棚に入れています
本棚に追加
「アイツ追いかけて来るよ!」
「仕方ないな、サタン、足止めを頼めるか?」
「お安い御用だよ」
「感謝する」
サタンはその場に止まり、後ろを振り返る。
「さっきの子供…」
「貴女がマスターをあんな風にしたの?」
「私はただ命令に従ってるだけ、さっきの男を捕獲、もしくは殺す」
サタンの足元から黒焔が噴き出し、龍を形作る。
「行けっ!」
「…小賢しい!」
ステラの手に龍は吸い込まれ、ステラは涼しい顔でスカートの下からナイフを数本取り出し、構える。
「私の黒焔が…!?」
「分析完了、名称 黒焔。初代魔王にしか扱えず、全てを燃やし尽くす絶対の焔、と出ているけど合ってるかしら?」
「このっ!」
「悪いけど…、貴女と私では相性が悪すぎる。」
最初のコメントを投稿しよう!