激戦、執行委員会

4/13
前へ
/343ページ
次へ
「アイツ追いかけて来るよ!」 「仕方ないな、サタン、足止めを頼めるか?」 「お安い御用だよ」 「感謝する」 サタンはその場に止まり、後ろを振り返る。 「さっきの子供…」 「貴女がマスターをあんな風にしたの?」 「私はただ命令に従ってるだけ、さっきの男を捕獲、もしくは殺す」 サタンの足元から黒焔が噴き出し、龍を形作る。 「行けっ!」 「…小賢しい!」 ステラの手に龍は吸い込まれ、ステラは涼しい顔でスカートの下からナイフを数本取り出し、構える。 「私の黒焔が…!?」 「分析完了、名称 黒焔。初代魔王にしか扱えず、全てを燃やし尽くす絶対の焔、と出ているけど合ってるかしら?」 「このっ!」 「悪いけど…、貴女と私では相性が悪すぎる。」
/343ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4590人が本棚に入れています
本棚に追加