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一通りの状況を説明し、全員は黙り込む。
するとルシファーが口を開いた。
「成る程な…、今戦える奴は俺を含めて四人、少年に勇者、そしてレイラか」
「私が居るだr「聖剣持って無いだろう?」くっ…」
アーサーは悔しそうに壁を殴る、ルシファーは、壊すなよ…、と危惧する。
「そこの魔王さんは?」
「完全回復までにはいかない、仮に回復したサタンでも、お前らが勝てる程度まで弱っているだろうな、それに…向こう側の奴にはサタンを完全無力化する力を持った奴が居る」
「あの黒焔を無力化…!?」
「…ぅ」
「目が覚めたか?丁度いい、説明しようか」
サタンが起きたのを確認するとルシファーは言葉を繋げる。
「敵の金髪の女、ステラとか言ったか?奴は黒焔を吸収した、多分他の焔も結果は同じだろうな」
「そいつには焔が効かないって事か?」
「焔どころか熱系統は全て同じだと推測できる」
「それに…」
「サタン?」
「あの女は吸収した黒焔を分析してた、何かある…痛た…」
「無理するなサタン、…まぁ今回ばかりはお前らの力を借りなければならなくなった、奴らは恭介を狙いに来る、ここの守りには最低二人が必要だ」
「それ以外二人の行動、それは…」
「そうだ、黒幕を叩く」
アキラと勇者は自然と顔を見合わせる。
「出来るな?」
「当然、幼女を苛めた奴は俺がぶっ潰す!」
「僕も魔皇帝さんみたいに大事な人、それに学園の皆に迷惑をかけた人は許せないからね」
ルシファーは微笑を浮かべ、頼むぞ、と一言だけ二人に向けて言い放った。
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