反撃、執行委員会

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「ぐはっ!?」 「アキラ!ッ!?」 「ヒャハ!弱すぎだろ!てめぇらカス野郎にはゴミ!って言葉が一番似合うぜぇ!」 アキラはウルに向けて走りだし、ウルの頭に思いっきり大剣を振り下ろすが。 「くそ…がぁぁぁぁ…!」 「邪魔なんだよ」 高密度の炎の盾に阻まれ、攻撃は通らない。 「邪魔…つってんだろ!」 ウルの回し蹴りが脇腹にヒットし、アキラは横に転がって這いつくばる。 「うっ…がっ!?」 「弱ぇなァ…、ちょっとは反抗しろよ…?なぁ?」 ウルはアキラの頭を踏みつけ、グリグリと踏み躙る。 「退けぇぇぇ!」 勇者が救出に向かうが炎の壁に阻まれ、勇者は足を止める。 「くそっ!アキラ!」 「悪ぃ…力入んねぇ…」 腕に力を込めるが立ち上がれない、ウルはニタァ、と笑みを浮かべると武器を創り出し、背中に刺す。 「がぁ…!?」 「ヒャハハハハハ!」 引き抜き、もう一度刺す。 同じく、もう一度。 「もう終わりでいいや、じゃ」 剣が頭の上に定められ、降ろされる瞬間。 「ちょっと待て「はっ?」 するとアキラの真上に竜巻が通過し、アキラは直様誰かに背中を掴まれ、立ち上がらされた。 「生きてるみたいだな」 「クサナギ!?ごほっ!?」 血を吐くアキラ 「喋んな、死ぬぞ、ヒール」 治癒魔法を唱え、傷口を塞ぐ。 「何で…確か動けなかった筈…」 「主人公パワーだ(笑)」 「最低だな…、でも助かったゴフッ」 再び血を吐くアキラ。 「喋んなっての、さっさと勇者連れて帰れ」 「俺も戦「邪魔になるから帰れ」 言ってる途中だったが強制転移でご退場。
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