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「勇者もお疲れ」
「え?魔皇帝さん?ちょ…待っ!「強制転移」
勇者にもご退場してもらった。
さて
「そこに居る青いの」
瓦礫の中から腕が出て来てそのままウルが這い上がる。
「お前は俺を睨みながら殺す、と言う」
ウルは俺を睨みつけながら這い上がる。
「殺す!」
「次にお前は、殺れ、フェニックスと言う」
「殺れ!フェニックス!」
俺は迫って来るフェニックスの前に破壊属性の盾を張る。
当然ぶつかれば触れた所から消失し、フェニックスはそのまま消えた。
「バカが!フェニックスは死なない!殺せば強くなる!」
「強くてニューゲーム?それじゃ…」
再生したところから空間に閉じ込める。
「別の空間に拘束し、その空間を封印したらどうなる?」
「ば…バカな…」
「まぁ封印魔法なんざ知らないから出来ないけどな、でも…まぁ、お前の戦う術が無くなったのは事実だ」
「そ、そんな…僕は…僕はァァァァ!」
「クロスジャッジメント」
十字形の巨大な光る剣がウルの頭上に落ちる。
一気に砂塵が巻き上がり、砂煙が晴れると大きなクレーターが出来ていて、真ん中にはウルが横たわっていた。
「術師は弱いんだな…」
後ろから殺気を感じ、俺は体を反対方向に向ける。
「あと一人だな」
「一人でも関係無い」
「じゃあかかって来いよ」
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