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「恭介、今日は帝の定例会じゃないのか?」
そんな気分じゃねぇよ。
そう言いたい俺は何も言わずに立ち上がり、黒いローブに身を包み、黒い仮面を被る。
「行こうか」
「…アーサーの居所は知っている、多分謝っても許して貰えないだろう」
「だよな…」
「可愛い鎧…か、俺には理解出来ない、すまないな恭介」
「別にいいよルシファー、…じゃあ行くか」
◇
会場である城に着くと厳重な警備がしかれていた。
「ん?クサナギじゃん、何かようか?」
門の所にはロリコン、もとい明が立っていた。
「お前こそ何してるんだ?」
「住む所を国王に貸してもらってる、言っても城の客室だけどな」
「ふーん、じゃあな」
「おいおい!どうしたんだよ!?前までのテンションはどこに行ったんだ!」
「ちょっと…あってな…」
「なぁ、何があったんだ?」
「恭介と居た鎧の女性、アーサーは覚えてるな?」
「あぁ」
「そのアーサーに恭介が嫌われてあぁなったんだ」
明は恭介をチラッとみると小声でルシファーに言った。
「そんな理由で…、意外とデリケートなのか?」
「まぁ…な」
ルシファーはそう言うととぼとぼ歩く恭介の後を着いて行った。
「うーん…、鎧…か。」
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