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結局ルシファーを救出する羽目になり、俺と突撃ダイブ銀髪幼女、もといサタンは青い顔をして気絶しているルシファーを突っつく。
「とりあえず嵐払ってきてくれ」
「分かったマスター!」
するとサタンは大きく口いっぱいに空気を吸い、ふぅ~!と空に向かって吹いた。
ゴゴゴゴゴ
空気の音では無い音が聞こえ、次の瞬間には雲一つ無い晴天だった。
「良くやった」
ポンポン、と頭を優しく叩き、サタンはえへへ、と笑いながら喜ぶ。
そして俺はルシファーを叩き起こし、炎の魔法で身を包んで服を乾かす。
「ここから約10キロ先、海龍の巣がある、出来るだけ傷つけず、気付かれずに皮を剥げ」
「無理だろ」
「皮を剥ぐのは痛いですー」
「そうか…、なら…一匹狩って今日は海龍鍋だ!…あ」
「どうした?」
「アーサー居ないから余る…orz」
「マママスター!?」
恭介はがっくりと膝を着いて項垂れ、サタンは慌てて駆け寄り、背中を摩る。
「…おい…恭介?、もう採って来てしまったんだが…」
上を見上げると、肩に空を覆うくらいデカイ海龍を担いだルシファーが翼を羽ばたかせて飛んでいた。
( ´Д`)y龍 ∑(゚Д゚)(・Д・)
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