青銅の鎧って序盤から中盤にかけて使えるよね。

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涙目になって懇願してくる、うむ、やり過ぎたかな? そうだ! 「じゃあこいつとの決闘を代わりに受けてくれよ、勝ったら俺の脳内メモリから消してやる」 セリアは本当ね?と言うと俺の側に立っていたアキラを睨みつけた。 え? 「貴方ね?」 「いや…違いますけど…」 暫く沈黙、そしてセリアはハッ、と顔を赤くして俯き、その後ろで俺は床を何度も叩いて笑っていた。 「こ、この…「クー」あぁぁぁ!!わかってるわよ!殺ればいいんでしょ!」 グッと拳を握り、勇者に拳を向けた。 「貴方もどうせクサナギと同じ人種なんでしょ!ぶち殺して土下座させて鼻水たらした顔面を晒してやるんだから!」 おぉ、意外と口が悪い(笑) 「違う!僕はその人と決闘がしたくて…!君みたいな綺麗な女性と…「黙れケダモノ!貴方に綺麗なんて言われても嬉しく無いわよ!むしろイライラする!」 ヤケクソになった風紀委員長か、中々いいじゃないか。 「なら決闘は明日の放課後、第一競技場だ、審判は俺がする、いいな?」 「いいわよ、その代わり…」 「わかってる、約束は絶対に守る」 セリアは小さく頷くとそのまま歩き出した。 あれ?鎖は? 「反省文は別よ、書くって言ったでしょ」 「理不尽だ…」 (あれ?神崎の目的がすり替わってねぇか?) とアキラは思ったがそっと胸にしまった。
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