青銅の鎧って序盤から中盤にかけて使えるよね。

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すると木々の間から世紀末衣装の男達が現れた。 「全く…喧嘩売る相手を間違えんなよ?」 少し力を入れるだけで足元の地面が凹み、周りの小石が宙に浮く。 「帰れ、俺の邪魔をするな」 バタバタと世紀末衣装の男達は気絶し、近くに居た二人は唖然とした。 「す、凄い…」 「威圧だけで…」 「威圧とはちょっと違う、ただ単に俺の魔気を振りまいただけだ」 魔気とは身体から常に放出している微量の魔力の事。 コントロール出来ればさっきの様に触れずに敵を倒す事も可能。 「さて、訓練始めるか」 「え!?姫様はどうするんですか!?」 「それなら大丈夫だ、俺の使い魔に任せてある」 「あの幼女?」 「あぁ、話を戻すが…あれ?アーサー何処行った?」 キョロキョロと辺りを見回すがアーサーが居ない。もしかして。 「ちょっと待ってろ」 俺は転移し、数分後にアーサーを連れて戻ってきた。 「マスター!なぜ置いて行くのだ!」 「ごめん!今度アーサーの好きな駄菓子屋に行ってやるから!」 「駄菓子!…ご、ごほん、わかった、では状況説明をしてくれ」 アキラは俺に耳打ちして来た。 「意外と可愛い面もあるんだな」小声 「お菓子好きな女の子なんだぜ」小声 「クリームとかほっぺに付けねぇかな?」小声 「想像だけで萌え死しそうだ「マスター、何を話しているのだ…?」 「あっ、ちょ…ギャァァ…!」 「え?俺も?ぎゃあァァ!?」
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