青銅の鎧って序盤から中盤にかけて使えるよね。

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◇ 魔界観光を終えて元の場所に帰ってきた。 「何してんだお前ら…」 そこにはぐったりと横たわった二人の姿。 状況を説明してもらうにはこうだ。 俺たちが居ない間、勇者はアキラに声をかけた。 それは模擬戦の相手をしてくれという申し込み。 アキラは不完全ながらも神装を解放しようとした。 が、そこで問題発生。 アキラの神装の制御が不能になった、そして無理矢理抑え込んだ結果、大爆発を起こして現在に至る。 よくみればクレーター出来てるな。 「お前はアホだな、とりあえず城に帰してやるから後は適当にしてろ」 二人を送りつけるとポケットにいれていた携帯に着信があった。 因みにこれはこの世界の通信機である水晶を俺用に改造した物だ。 アキラの持ってたのも俺仕様の携帯。待受をチラッと見たら理事長とゼウスのツーショットだったな。 俺?俺は使い魔三人と一緒に写ってる待受だ。 そういえばパンツには気付かなかったのか? まぁいいや。 「もしもし?」 『おぉキョウ、今すぐ店に来てくれ、アレが完成した』 アレ?一体なんの事だ? …とりあえず行くか。
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