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アーサーはじっくりと剣を眺め、手に取り、振るい、ニコニコになった。
「この剣の名は何と言うのだ?」
「名前?いや付けてないが…良かったら君が付けたらいいよ」
「本当か!では…」
数分後。
「名前が浮かばないのだ、考えろ」
あれ?俺に命令形?…仕方ないな。てか諦め早すぎだろ、絶対考えて無いな。
「そうだな…、レーヴァイテンなんてどうだ?」
「レーヴァイテン…、良い名だ、感謝するぞマスター、たまには役に立つのだな」
どんなに信頼ねぇんだ俺は…、もう三年間も契約してんだぞ…
「マスター!私の武器はどこですか!」
サタンがはしゃいでいる、気を取り直して行くか。
「君にはこれだ」
出されたのは…
「大鎌…?」
サタンが貰ったのは見るだけで命を狩られそうな装飾の施された大鎌だった。
「どんな魔法も掻き消す能力付きだ、まぁ鉱石のお陰だがな」
サタンは悪魔っぽく大鎌を構え、えへっ、と笑った。
外で何かが噴き出す音が聞こえた。
多分アキラだろうな。
「あとは…一人足りないみたいだな」
「なら渡しておこうか?」
「あぁ頼む、また欲しい物があれば言ってくれ、何でも作ってやる」
「オーバースペックの武器を頼みに来るぜ」
「おぅ、じゃあな!」
俺はネオアームストロングDX砲、略してNASU砲と三人の武器を空間にしまい、家である寮に向けて転移した。
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