大概勇者ってのはクズだ

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儀式をしている部屋に到着するともう召喚される直前だった。 俺は咄嗟にサタンに光を弱める闇のカーテンを作り、俺は光が直撃する。 「目が、目がぁぁぁ!」 やりたかった、後悔はしてない。 光が収まり、やはり…、と思える程に魔法陣の上にはイケメンとそこそこイケメンの少年が居た。 「神崎のせいだ…orz」 「ここは何処だ?ねぇ明?」 orzしている奴、もとい明と呼ばれたそこそこイケメンの茶髪少年は凄く絶望していた。 気が合いそうだ。 もう片方は…、金髪碧眼で日本人離れした少年、既に数名の女性が顔を赤くしていた。 「「チッ(´Д` )」」 俺と茶髪少年が同時に舌打ちをした。そして自然と目が合った。 「気が合うな、少年」 「俺もそう思うぜ」 そして呼び出した人達が金髪の 方に丁寧な説明をする中、茶髪少年は弾き出された様に眺めていた。 「なぁそこのブリタニア皇帝さん」 「…わかるのか?」 「痛い人だなぁ、とか思ったけどマトモそうだし」 「マスター?どこか怪我してるの?」 グサッと突き刺さる何か、サタンの一言で肩がグッと重くなる。 まぁ怪我してるかもな…orz 「とりあえず説明してやるから場所移すぞ、転移」 「ちょ…待っ」
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