4590人が本棚に入れています
本棚に追加
「恭介、俺は疲れたから先に寝るぞ、魔法で身体は綺麗にしておく」
「わかった、お休み」
時刻は既に8時を回っていた、ルシファーは絶対と言える程9時迄には就寝している。
凄く健康的な奴だ。
「そうだ、夕飯は空間の中に入れておいたぞ」
ルシファーはそう言うと欠伸をしながら部屋の中に入って行った。
「じゃあルカ、先に風呂言って来いよ」
「え?いや恭介さんが先にどうぞ!」
「ならそのシャンプーを置いていけ」
◇
結局先にルカが入る事になり、俺は夕飯を一人で食べながら窓の外に目をやる。
今の所異常は何も無い、俺はあの時感じた胸騒ぎを抑えれずにいた。
「キャァァ!」
ガタッと椅子から立ち上がり、声のあった方向に駆ける。
まさか胸騒ぎっていうのはルカの事なのか!?
「くそっ!」
風呂場の前に着き、扉を開ける。
「どうした!は?」
そこにはただの水が散乱しているだけだった。
「ルカ!」
呼ぶが応答は無い、俺は風呂場の中に行く。
「何処だ!「き、恭介さーん!」
真下から声が聞こえる、俺は下を見ると。
「何処だ?」
「ここですー!助けてー!」
目を凝らすと排水口の奥に何か見える。
まさか…
「排水口に流れたのか?」
「…はい」
「アホか…お前は…」
俺はホースを手にとって吸い上げる。
後ろで準備していたバケツから流れたルカが溜まる。
そしてバケツが一杯になる頃、再び声をかけられた。
「恭介さん、ごめんなさい」
「ルカがながされなくてよかっ…ブッ!」
そうだ…ここは風呂場、しかもルカは入浴中だった事を忘れてた。
「恭介さん!?」
スライムっ娘の裸なんて見たら失血死するに決まってるじゃねぇか…
しかもバケツからって…
新手のエロティシズムじゃねぇか…
最初のコメントを投稿しよう!