アーサーのお菓子か魔界の王になれる、どっちを選ぶ?

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◇ 次の日、俺は一人で天界に来ていた。 触れるのを躊躇するくらい純白の扉を蹴り壊して開き、中の天使達はギョッとする。 「ジジィ共は?」 流石にやり過ぎたか、てか天使達武器構えてるし。 「やめとけ、お前らが何人居ようとも俺には勝てねぇよ、今の俺は神をも凌駕する存在だ」 そう言うと天界達は武器を捨てて奥の部屋の方に消えて行った。 そこか… 高速移動で一気に近づき、もう一度扉を破壊する。 「どうしたんだい?そんなに怒って…」 「今から直ぐに…「言いたい事はわかるよ、なんせ僕は最高神だからね」 重そうに腰を上げた金髪の青年は最高神、俺を転生させた張本人でもある。 「犯人は僕の事を良く思わない奴だね」 「何でそう断言出来るんだ?」 「最近色々やっちゃったからね、ハハハ」 やっぱりこいつも見てるとイライラする(もう一人は勇者) 「ならお前に任せる、あともう一つ聞きたい」 「なんだい?」 「邪神は復活してるのか?」 「…さぁね、でも居ないとは断言できない、今は微塵も邪神は感じれ無いけど」 「そうか、ならいい…じゃあな」 「ちょ修理代…、行っちゃった…orz」 最高神は肩を落とし、壊れた扉の破片を拾い始めた。
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