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移動先は俺の通う学園、アリエン魔法学園の理事長室。
「はわわ!?キョウ君!?」
慌てて本を机に隠す幼女、彼女の名はマリィ・ゴールド。
腰まである長い金髪が特徴的、因みに中身は腐ってる。
「また本か…」
「お、男同士を悪く言わないで下さい!」
「濃い…濃い面子が揃ってる…」
「濃い!?」
過剰反応をしめす幼女、もといマリィ理事長の頭を片手で掴み、持ち上げる俺。
「悪いけど理事長の家で面倒見て上げて「ちょ!話が飛びすぎだ!」
俺は振り向き、理事長を明に投げつける。
「うわっ!」
優しく受け止め、明はめちゃくちゃ顔を赤くする。
成る程。
「ロリコンか(笑)」
「ち、違う!」
否定するが理事長をチラチラと見ていた。
理事長は気絶して目を回して頭の上にはお星様が。
「説明してやるから、よっと!」
ゴツん、と頭突きを明に食らわせ、明は理事長を抱いた状態で仰向けに倒れた。
「マスター?悪い顔になってるよ?」
「気にするなサタン」
ある事をしてから元の城に戻り、俺は後々の事を考えてクスクスと笑っていた。
◇
「マスター!」
「恭介!」
「ん?どうした」
アーサーとルシファーが血相変えて俺を追いかけて来ていた。
「何処に行っていたんだ!」
「わ、悪かった」
「恭介、あそこの金髪潰していいか?潜在的にイライラする」
ルシファーは庭園で女に囲まれて魔法の練習をする勇者を嫌悪の目で見ていた。
「悪いけど俺アイツの世話係にされたんだ…orz」
「「「な、なんだってー!」」」
おい、棒読み過ぎんだろ(笑)
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