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「じゃあ掃除役割分担な、とりあえず各部屋の掃除は個人で、俺はリビングの掃除、アーサーは窓拭き、サタンとツカサはゴミの分別、ルカは風呂掃除な、流れない様に魔法陣は作成済みだから安心しろ」
そう言うと全員は部屋に散って行き、ツカサとルカだけが残っていた。
そういや部屋無いんだったな。
「何すればいいの?」
「うーん…、ならツカサはサタンの部屋を手伝ってやってくれ、ルカは…」
絶対に私の部屋に来させるな
背中に悪寒が走り、俺は風呂場に連れて行った。
「ルカは先に風呂掃除を頼む、何かあったら呼んでくれ」
「はーい!」
さて、始めるか
◇
俺の部屋
「改めて見ると散らかってるな…」
山の様に積み上げられたこの世界の小説、魔法の教則本、写真のアルバム。
「本棚もいっぱいだし…、捨てるか」
バサバサと本を全て出し、古くなって読めない本を紐で縛っていく。
すると
「あっ!これ無くしたと思ってた奴だ!」
ペラっと一ページ捲り、少し読む。
「…」
「おーい恭介、ハサミを…何をしているんだ、片付けろ」
ルシファーに注意を受けた。
仕方ない、絶対に大掃除してるとやってしまう事なんだから。
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